*Lhasa*　～ラサ～

＜世界遺産のポタラ宮：家主のダライ・ラマ14世は現在インドに亡命中＞

＊秘境？？＊

ラサ(中国チベット自治区)
標高3650m 富士山の頂上よりも少し低いくらいところにあり
チベット仏教の聖地で、人々が五体投地(※1)で礼拝し、
南には「世界の屋根」ヒマラヤ山脈がそびえ、
山ではヤクがのんびり草を食む。
神秘的で秘境そのままのイメージの町

がっ！！
空港から市内に向かうと
道路は整備されており、近代的な建物が並び、
車が走り回ってる。

　
＜左：マニ車を一回まわすと一回経文を読んだ事になる。右：ジョカンの周りをコルラするチベット人＞

ちょっとイメージと違うな～、なんて思っていると
急にポタラ宮が目に飛び込んできた。

その壮観さに圧倒され
うかつにも一瞬言葉を失ってしまう…

そして旧市街地に行けば、近代的な建物は無く、
遠くには雪山が見え、空は青く、
高山病の心配があるぐらい空気は薄く、
ジョカンというお寺の周りを、
人々がコルラ(※2)し、
五体投地で巡礼している人がいる。

旧市街が本当のラサなのか、
それとも新市街がラサなのか。
う～む、ラサは秘境？？

＜五体投地で祈りを捧げる：ポタラ宮の正面にはダライ・ラマの居室がある＞

※1五体投地	チベット式の礼拝方法。頭、口、胸の順番に手を合せ、手を離したら地面にうつ伏せになって手を前に伸ばす。これを繰り返しながら前進していく。
※2コルラ	寺院の周りなどを祈りながら歩くこと。必ず時計回り。五体投地で進む人も多い。