<見渡す限りの塩の世界。空が抜けるように青い!>
*塩の世界は恐ろしくて美しい*
もしあなたがお金と時間を持て余しているなら、
日本中の食卓の塩を集めに集めてみてください
それでもウユニ塩湖の塩の量には届かないでしょう
なにせ、120km×100kmが塩である
四国の半分が塩である、と言った方がその規模の実感が湧くかもしれない
要するに見渡す限り塩なのである
普通こういった大自然の想像を絶する風景を目の当たりにすると
「自然の神秘」に感動し、
「やっぱ自然にはかないませんな〜。いや〜まいったまいった」
なんてことになってしまう
だけど標高3800m、一面の塩、真っ青な空
そしてギラギラと照りつける太陽が塩に反射し目も開けられない
日中は日焼けするぐらい暑いが、夜は氷点下まで下がる
(一日で30℃以上の気温差!)
こんな生物が生きられないための最高の条件下にいると
自然の神秘なんて悠長なこと言ってられません
なんだかやたら自然が攻撃的なのです
<左:ウユニにはツアーで来るのが一般的。ツアーの車と塩のホテル 右:塩のホテルの中。床・壁、イスにテーブル全部塩!>
<左:遠くにバスが空を飛ぶように走ってた。路線バスの通り道になっている 右:夕暮れ、夜には信じられないくらいの星空が広がる>
ヨルダンの死海もそうだったけど、塩分が高すぎると生物は住めない
このウユニ塩湖も塩のホテルの従業員家族(3人)を除いて
生物は生息していない
塩のホテルは塩湖の中ほどに一軒だけポツンと建っている
そのホテルは壁からテーブル・イス・ベット何から何までぜ〜んぶ塩でできているのである
ウユニに来たからには是非ここに泊まって欲しい
電気が通ってないのでロウソク、水も流れないのでトイレはバケツで流す
夜は相当に寒い!(乾期だと−10℃は当たり前、部屋には隙間風が吹いている)
だけどね。
チベットよりもサハラ砂漠よりも
世界で一番の星空が広がりました
<左:地面を割ると出てくる塩の結晶。少し貰ってきた♪ 右:塩の切り出し現場。この子は作業してる振りして遊んでた^^>
<左:塩湖の中にある魚島、サボテンがニョキニョキしてる 右:島で一番でかいサボテン12.3m!樹齢1200歳!!>
ウユニのツアーでは塩のホテルだけでなく、
塩湖の奥にある魚島(イスラ・デ・ペスカ)にも行く
島が魚の形をしているから魚島
でもうちらが行った時には、さかなを真っ二つにしたような形だった
ガイドに聞いてみると、
雨季に湖面に水が溜まるとそれが鏡のように反射して
島が魚の形に見えるとのこと
その鏡と化した湖面には空や雲が反射して
そこを車で走ると空を飛んでいるような気分になるらしい
ガイド曰く、
「乾期は一面真っ白、雨季は鏡の湖面
だから雨季と乾期の間に来るのが両方味わえて一番良いよ^^」
う〜む、これはもう一度来なくてはダメですな!
<左:やることないので飛び蹴り中♪ 右:やることないので塩のホテルの子供と遊び中♪>
<左:ホテルで一緒だったメンバーと。サングラスの三人は徒歩で塩湖を横断してきた 右:なぜか車の上で記念撮影^^>
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【アクセス】
バスの場合、ラパスから直行の夜行バスがあります(オルーロ経由)
ポトシからは5時間ほど(スクレからもポトシ経由になります)
電車の場合、オルーロから週4便(ラパス−オルーロ間は運休中)
ビジャゾンからも週4便あります
ラパスからオルーロまでバスで行き(道が舗装されてるので快適)
オルーロから電車でウユニへ行くのがベストだと思います
ウユニからラパスへのバスは盗難事件が多発してるので注意が必要です
そして道が相当悪い、ってか最悪です。小刻みな振動が一晩中続きます・・・。
久々にキツイ移動だった〜(二人とも爆睡してたけど)
【ウユニ塩湖へのツアーについて】
僕たちは塩のホテルに泊まる1泊2日のツアーに申込みました
悪名高いプラヤ・ブランカで一人35USドルでした
(30USまで値下げ可能らしい)
評判どおり時間にルーズでしたが、値段が安いので許容範囲でした
(他の旅行会社は40〜45US)
ツアー内容はどこも同じで、ご飯4食付き
塩で作られてるホテルはたくさんありますが、塩湖の中にあるホテルは1軒だけなので申し込み時に確認しましょう
日帰りから3泊4日でチリに抜けるツアーなど色々あります
3泊4日のツアーではフラミンゴがいる赤い湖ラグーナ・コロラダなどにも立ち寄ります
ここも行きたかったな〜!
<スクレからウユニへのバス。この日二回目のパンク修理中>
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